DIYで乱張り(乱形石張り)に挑戦〈その2〉-慌てず急いでバサモルさん-〔大阪府/池田市/ガーデニング〕

DIYで乱張り(乱形石張り)に挑戦〈その2〉-慌てず急いでバサモルさん-〔大阪府/池田市/ガーデニング〕

2022年4月27日

さて、乱形石を固定する作業ですが、いきなりモルタルで作業するのは難易度高そうなので、バサモルを敷いてからモルタル施工する方法にしました。

DIYで乱張り(乱形石張り)に挑戦〈その1〉-無謀な挑戦、為せば成る、のか??-〔大阪府/池田市/ガーデニング〕
DIYで乱張りに挑戦してみました。アルビノミックスの美しい石を使います。固い石の天然パズルに四苦八苦です。
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ミニ乱張りコーナーとピンコロ石のアプローチを作ったよ〔DIY/大阪府/池田市/ガーデニング〕
〈その2〉をご覧になった方はぜひこちらも。モルタルや目地の施工が少し進歩しました。
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乱張りのモルタル作業

とりあえず砕石の上に並べている乱形石ですが、配置がわからなくなることを恐れて、少しずつ移動しながら下にバサモルを敷いていきます。

プラ舟に砂とセメントを入れた様子。
砂3にポルトランドセメント1の割合で混ぜます。この写真で砂は1袋18kg入っています。1年前に購入したプラ舟と左官鍬がようやく活躍です。バサモル、水はゼロで進めます。これを3回繰り返したでしょうか。体力勝負です。
砂一袋18kg+セメント6kgでいっぱいの感じですね。丈夫です。
プラ舟で混ぜる時は必須です。
悩みに悩んでコレにしましたが、選択に悔いなし、でした。ピンク、イエロー、ミックスの色にも迷ったけど、ミックスはイエローベースにピンクとオレンジが混ざる、みたいな雰囲気です。ただしひと括り5〜6枚なので偏りはあるかと思います。
バサモルを敷いて乱形石を並べてゆく様子。
並べた石のひと塊を一旦移動して、バサモルを敷いてから元に戻します。が、なんとなくうまくいかない? 不安定な砕石の上で並べるのと、しっとりとしたバサモルの上に並べるのとでは違いがあるようです。
ベニヤ板に乱形石を移し替えている様子。
板を敷いてできるだけ組み合わせを変えないように避難させますが、案外元通りにならなくて結構苦労します。思ったよりも目地が太い気がするなー。
バサノルに乱形石を置いて、上からブルーシート(緑色ですが)を被せた様子。
お昼ご飯で一旦休憩。いきなり固まらないようにシートを被せます。
乱形石+バサモル+砕石+地面の断面図
↑今はこんな状態。

バサモルを全面に敷いた後、さらにモルタルを練って1枚1枚固定していきます。作業に必死で写真を撮る余裕がありませんでした。モルタル作業は一旦始めると最後までやりきらないといけないのですが、この日は陽が沈んで暗くなるぎりぎりでようやく終了しました。

乱形石+モルタル+バサモル+砕石+地面の断面図
バサモルの上に、乱形石1枚ごとに練ったモルタルを置いて乱形石を固定して行きます。

バサモルの上にモルタルを置く作業ですが、バサモルに水分を吸い取られるせいか、乾くのが早く感じました。勾配をとるのも難しいのですが、なんにせよ手早い作業が求められます。

2023.4 追記
ここではバサモルの上にモルタルを載せていますが、あんまり意味がなかったようです。
結局全部バサモルでやる方がやりやすくて良いと思います。
慣れない場合は水ゼロのバサモルの方が高さ調整に時間をかけられるし、ある程度さっさと出来るようなら少し水を加えたバサモルが良いです。
必ずセメントを水で溶いた「ノロ(セメントペースト)」をバサモルの上に撒いて石を載せましょう。バサモルのみでは接着力に不安が残ります。(我が家の乱張りは今のところしっかりくっついていますが)→こちらをご参考に

最後にシャワー状の水をしっかり撒いて固まるのを待ちます。

乱形石に敷いたバサモルが固まっている様子。
翌朝の様子です。

固まってますね。石の高低差を完全に吸収するまでには上手く施工できず、若干でこぼこしています。勾配も意識はしていたのですが、あまり上手くいってません。
わかってはいるけど技術がなくて出来ない、という初心者の哀しさを思い知ります(笑)
モルタルなのか白華なのか、表面が白くもやもやしているので、朝からスポンジで拭き拭き作業です。月曜の朝なんだけど、きついなー。

乱形石に敷いたバサモルが固まっている様子。反対側から。
お昼に反対側から撮ります。石がまだ濡れているので色合いが違います。これはこれでいい感じ。

乱張りの目地入れ作業

1週間後、目地を入れます。石の表面が凸凹なので、全面モルタル塗りは避けようと思い絞り袋を発注します。

絞り袋の写真。白い素材にパティシエのイラストが緑色で描かれている。
なんでシェフの絵なのかなぁ… と思いつつ確認すると、まさかの調理用絞り袋なのでした(笑) モルタル用だと思ってたのに! 絵はシェフじゃなくてパティシエか(笑) まあ、なんとなくいけそうな気もするのでダメ元で使ってみることにします。
ケーキ作り用だと思いますが、モルタルにも使えました(笑)
乱形石の端から白いモルタルで目地を埋めて行く様子。
白のインスタントモルタルで目地入れをします。白にするかグレーのままいくか、大分悩みました。汚れが目立つようならペンキで色を塗ればいいかな、と、結局はどこまでも楽観的です(笑) 素人なので何がどうなるか皆目分からないまま進めているわけですが、自分の庭だし、何がどうなろうが自分ですべて引き受けてしまえば済むことなので、その覚悟さえあれば大丈夫です。とは言いつつも、材料やら道具やら、結構お金もかかっているのでドキドキです(笑)
乱形石に目地入れの様子、全体の1/3くらい作業できた様子。
白のインスタントモルタルが無くなってしまったので、本日はこれで終了です。
乱形石、端の曲線になった部分に板で仮囲いしている様子。
翌日、モルタル買うついでにアガチス工作材という板を買ってきて、簡易的に端の囲みを作ります。普通は最初に図面通り囲みを作って、それに合わせて石を加工するんだと思いますが、わが家は成り行きまかせです(^^;
仕上がりもキレイで工作材として最適
絞り袋からホワイトクリームを絞り出すようにモルタルを出した様子。
絞り袋の作業風景、美味しそうです(笑)。目地なので量が想像しにくいのですが、結構な分量のモルタルが必要です。
目地作業途中、乱形石にモルタルがこぼれて汚れている様子。
目地鏝でキュッ、キュッと押えながら均していきます。白になってよく分かる、目地幅がバラバラですorz
モルタル目地作業が終わって綺麗になった様子。
表面に残ったモルタルの汚れを拭き拭きするのにもかなりの時間が必要です。夕方5時すぎ、ようやく出来上がりです。
乱張り全景。ピンクからオレンジ系の石と白い目地が美しい。
翌日、朝にまた拭き拭きして、お昼に撮影。わー、綺麗だなー。感激です。白目地で石のパステル調な美しさが引き立ちます。
乱張り全景。反対側から。
反対側からも。黄ピンクの色合いで、まるで地中海の気分ですね(笑)
だがしかし、これで終りではなかった…
1週間後の乱張り石のアップ写真。目地にゴミが溜まって見栄え悪くなっている様子。
次の土曜日の写真です。目地を石の表面とツライチに仕上げていないため、「汚れを集める溝」と化しています。

目地作業の動画をいろいろ見てきて、職人さんが全面にべたーっと目地モルタルを引いてからスポンジで全面をこすりながら拭き取る作業をしているのを見て、「なんでそんなわざわざ全部が汚れてしまうようなやり方するのかなー」と不思議に思っていたのですが、今ようやくその理由(のひとつかも?)がわかりました。

石やタイルの表面とツライチになっていないと、こんな風に汚れるからなのですね。で、ツライチにするためには全面に塗ってしまった方が早い、という訳です。なるほどなあ。

と感心している場合ではありません。また目地作業をやり直しです。またかよ〜〜〜(涙)

目地モルタル追加作業の様子。石にモルタルが飛び散って拭き取りが必要な様子。
モルタルがもったいないので、やっぱり絞り袋でちまちま埋めていきます(笑)
ご覧の通り、結構汚れてしまうので、全面べたー方式でもあまり変わらないのかもしれません。
この辺が「独学&低予算=DIY」の辛いところかも知れません。
緑色のバケツに水が入り青いスポンジが浮かんでいる様子。
一度にモルタルを引いてしまうと足場が辛いので、部分部分モルタル引き&汚れ拭きを繰り返して進めます。
乱形石に飛び散ったモルタルを拭き取り作業する様子。画面の半分くらい綺麗になっている。
今日はこの辺まで拭き終わったら作業終了です。一日はいつくばっての作業はカラダにダメージが残ります。
乱張り全体を斜めから写す。手前1/4は未作業で汚れたままの様子。
翌日曜日は大雨で作業できません。勾配が取れていないので水たまりができているのがわかります。
乱形石の表面にうっすらと白い汚れが浮いている様子。
昨日、夕方に雨が小降りになったので小雨の中無理無理作業を続けてなんとか終了。翌月曜日、雨はあがりましたが、表面が白華しているので、朝からまた拭き取り作業です。

2023.4 追記
とまあこの時は目地モルタルで四苦八苦していますが、結局これも絞り袋でチマチマやるよりは職人さんがやってるように、一気に目地モルタルを全体にだーっとかけて、ゴムへらで伸ばし、後はしっかりスポンジで拭くのが手間がかからず良いようです。(細かい凸凹のあるような石だとモルタルが残るので難しいかもしれませんが)

乱形石全体を斜めから。汚れもとれて美しい様子。
火曜の朝です。ようやくこれで乱張り完成かな。
乱形石を中心に緑が広がる美しい庭の様子。
反対側から。少し水分が残っているせいか、やや濃いめの色も綺麗ですね。スノーボールが散り始めました。ジュリアンとマラコイデスももう終わりかけ。そして4月も間もなく終了です。今ごろは第二期工事完成してたかったなあ…。
乱形石に水が溜まり黄色っぽく汚れている様子。一部にまだ水が溜まっている。
そしてまた雨が降り、水たまりに水だけじゃなくて汚れもたまって行きます。定期的な高圧洗浄が欠かせない庭になってしまいましたが、自分的には満足しています。
乱形石に落ちて紙吹雪のように降り積もるスノーボールの白い花びら。
スノーボールの花びら、きれいだなあ。
スイートアリッサムなどが植わるミニ花壇の様子。乱張りとミニ花壇の色がマッチしている。
乱張りの敷石のおかげで、まあまあ絵になる庭になりました。
乱形石の上に舞い散ったスノーボールの花びらを上から真直ぐに見下ろした写真。白い花びらが美しくちりばめられている。
雪のような花びらですね。

乱張りの施工の難しさ、目地の難しさ、そして水平&勾配の大切さ、水糸の必要性を身体に刻み込んだ日々でした。やってみないと分からない事があることを実感すると同時に、職人さんたちへの畏敬の念がさらに深まりもしました。

街を歩いていても、今までは目にも留めなかったコンクリートブロックの積み方やタイル張りの美しさについつい目が行くようになってしまいました(笑)

しかし、第二期工事はまだまだ続きます。To be continued.

ミニ乱張りコーナーとピンコロ石のアプローチを作ったよ〔DIY/大阪府/池田市/ガーデニング〕
ミニ乱張りコーナーとアプローチ 結局1年ほったらかしての第3期工事です。真夏にはこんな作業出来ませんしね(^^; 3月4月がいちばん庭のDIY作業をやりやすい季…
jiro.garden
悩みに悩んでコレにしましたが、選択に悔いなし、でした。ピンク、イエロー、ミックスの色にも迷ったけど、ミックスはイエローベースにピンクとオレンジが混ざる、みたいな雰囲気です。ただしひと括り5〜6枚なので偏りはあるかと思います。
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