早々に購入していたにもかかわらず行けてなかったモディリアーニ展を午前中に、午後からはシンフォニーホールで千住真理子ヴァイオリン・リサイタルを、連続で行ってきました。
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モディリアーニ展
会期が17日までと迫る中、どうせ出かけるならと昼からのコンサートの前に見ておくことにしました。
前回の『超コレクション展』の時は駐車場もいっぱいでしたが、今回は無事駐車することができました。
時代的に第一次世界大戦前夜から終戦後までの時間で、先日拙ブログでも取り上げた板東俘虜収容所と同じ時間軸なのが、なにか不思議な縁を感じました。
そしてその時代はまた、1929年の世界恐慌で終焉を迎えるまでの、エコール・ド・パリ(Êcole de Paris パリ派)と呼ばれる新しい芸術が生まれる時代でもありました。
貧困の中、自らの絵と対峙して、短い人生を生き抜いたモディリアーニ。その作品のひとつひとつに、なにかしら暖かみを感じるのは私だけではないと思います。
図録巻頭に書かれた深谷克典氏の「排他的なほどに人物に集中し」「正面から一気に主題に肉薄する」という言葉の通り、描かれた一人一人の個性が画面の中から浮かび上がります。
そして、彼の作品の中で、モディリアーニをどこまでも優しく、そして強い愛の眼差しで見続けるジャンヌ・エビュテルヌの姿に深い感動を覚えます。
展示では、ピカソ、キスリング、シャガール、ユトリロ、藤田嗣治などと同じ時代、同じ空間、エコール・ド・パリの最中を共に生きた人であることを、写真や作品、解説文を通じて感じさせてくれました。
中でもキスリング夫妻との楽しげな交流があったことを知り、とても印象に残りました。
Cafe CALEN
さて、どこか近くにお昼をいただけるお店はないものか、と探します。
ビジネス街なので、基本、土日はお休みのところが多いようです。
Google Map↓
ちょっと遠回りをしてしまいましたが、ここ「カフェ カレン」を見つけることが出来て良かったです。
店内はほぼカウンターで、すでにお客さんも沢山入っていますが、ちょうど出てゆく人もいて、無事座ることができました。
女性の一人客も多く、近くで働く人なんだろうな、という雰囲気。
他の男性客に出されたお皿を見ていると、なんとなくボリュームありそうな雰囲気?
まあオムライスなら大丈夫だよね、と二人ともオムライスを注文。
美味しいんだけど、半分過ぎたあたりからかなり苦しく、食べても食べてもなくならない感は沖縄の焼そばや昔石橋にあった中華料理店「天鳳」の天津飯を思い出します(笑)
ウインナコーヒーを飲みながら「モディリアーニの娘はどうなったんだろう?」という話になりました。
下記サイトの「エピソード」に書かれていました。
https://www.wikiwand.com/ja/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8Bwikiは引用しても大丈夫だそうですので、引用しておきます。ちなみに、残された娘も母と同じジャンヌという名前でした。
1歳2ヶ月で両親に先立たれた一人娘ジャンヌはモディリアーニの姉マルゲリータに引き取られ、フィレンツェで育てられたが、はじめは両親をめぐる事実を知らされていなかった。後年自らも美術に携わり、ドイツ表現主義やエコール・ド・パリ、ゴッホなどの研究を経て、父モディリアーニの研究にも従事し、1984年に死去した。
wikiwand/アメデオ・モディリアーニ
さて、これからザ・シンフォニーホールへ向かいます。すぐ近くなので気が楽ですが、駐車場が空いていますように。