モディリアーニ展 −愛と創作に捧げた35年−〔中之島美術館〕

モディリアーニ展 −愛と創作に捧げた35年−〔中之島美術館〕

2022年7月2日

早々に購入していたにもかかわらず行けてなかったモディリアーニ展を午前中に、午後からはシンフォニーホールで千住真理子ヴァイオリン・リサイタルを、連続で行ってきました。

モディリアーニ展チラシ

モディリアーニ展

会期が17日までと迫る中、どうせ出かけるならと昼からのコンサートの前に見ておくことにしました。

前回の『超コレクション展』の時は駐車場もいっぱいでしたが、今回は無事駐車することができました。

KF-Park 大阪中之島美術館

スタイリッシュなサイディングの空間
駐車場すぐ横の1F入り口
1F入り口を入ったところ
2階への吹き抜けとなっている壁面に長いバナーがぶら下げられている。「座る裸婦」を切り取った図柄に「描いたのは愛」のキャッチコピー
10mくらいあるだろうか。巨大なバナー
階段のサイドが半分メッシュになっている
1800×2400くらいの横長のバナー。同じく「座る裸婦」のデザイン
会場入り口横のバナー
白い枠組みにピンク色でデザインされたファサード風入り口
会場入り口。「ここは、100年前のパリ__」
写真撮影が許可されていた「髪をほどいた横たわる裸婦」(1917年/大阪中之島美術館蔵)
写真撮影が許可されていた「少女の肖像」(1915年頃/グレタ・ガルボ・ファミリー・コレクション)
「グレタ・ガルボが暮らしたニューヨークの自邸」
ジャイアント・トらやんは、子供の命令にのみ従い「歌って踊り、火を噴く子供の夢の最終兵器」だそうです
大阪出身の現代美術家・ヤノベケンジさんの作品《ジャイアント・トらやん》だそうです
2Fから4Fへの長いエスカレーターと吹き抜け、壁面に巨大バナーが2本
行きに眺めた巨大バナーを再び俯瞰する
バナーのアップ写真
眼差しが優しく、そして強い
青空に聳える中之島美術館の黒い姿。入り口へと誘う階段が印象的
南東角から美術館を眺める

時代的に第一次世界大戦前夜から終戦後までの時間で、先日拙ブログでも取り上げた板東俘虜収容所と同じ時間軸なのが、なにか不思議な縁を感じました。

そしてその時代はまた、1929年の世界恐慌で終焉を迎えるまでの、エコール・ド・パリ(Êcole de Paris パリ派)と呼ばれる新しい芸術が生まれる時代でもありました。

貧困の中、自らの絵と対峙して、短い人生を生き抜いたモディリアーニ。その作品のひとつひとつに、なにかしら暖かみを感じるのは私だけではないと思います。

図録巻頭に書かれた深谷克典氏の「排他的なほどに人物に集中し」「正面から一気に主題に肉薄する」という言葉の通り、描かれた一人一人の個性が画面の中から浮かび上がります。

そして、彼の作品の中で、モディリアーニをどこまでも優しく、そして強い愛の眼差しで見続けるジャンヌ・エビュテルヌの姿に深い感動を覚えます。

展示では、ピカソ、キスリング、シャガール、ユトリロ、藤田嗣治などと同じ時代、同じ空間、エコール・ド・パリの最中を共に生きた人であることを、写真や作品、解説文を通じて感じさせてくれました。

中でもキスリング夫妻との楽しげな交流があったことを知り、とても印象に残りました。

Cafe CALEN

さて、どこか近くにお昼をいただけるお店はないものか、と探します。

ビジネス街なので、基本、土日はお休みのところが多いようです。

ご飯ものが食べたかったのですが、良いお店を発見!洋食屋さんぽいではありませんか(喜)

Google Map↓

ちょっと遠回りをしてしまいましたが、ここ「カフェ カレン」を見つけることが出来て良かったです。

店内はほぼカウンターで、すでにお客さんも沢山入っていますが、ちょうど出てゆく人もいて、無事座ることができました。

女性の一人客も多く、近くで働く人なんだろうな、という雰囲気。

他の男性客に出されたお皿を見ていると、なんとなくボリュームありそうな雰囲気?

まあオムライスなら大丈夫だよね、と二人ともオムライスを注文。

きれいなオムライスです。と見た目に騙されました。これ、なかなかのボリュームです。最後の方は結構苦しい(笑)

美味しいんだけど、半分過ぎたあたりからかなり苦しく、食べても食べてもなくならない感は沖縄の焼そばや昔石橋にあった中華料理店「天鳳」の天津飯を思い出します(笑)

相棒はバスク風チーズケーキも。デザートは別腹です(笑)
かわいいマグに入ってやってきたウインナコーヒー(^^)
反対側も
こちらはワタシの。ヴァイオリンというよりはヴィオラかな? ええけど楽器の持ち方が変やでー(笑)
久しぶりのウインナコーヒー、今はなき服部の「アリスウインド」を思い出して泣きそうになります。

ウインナコーヒーを飲みながら「モディリアーニの娘はどうなったんだろう?」という話になりました。

下記サイトの「エピソード」に書かれていました。

https://www.wikiwand.com/ja/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8B

wikiは引用しても大丈夫だそうですので、引用しておきます。ちなみに、残された娘も母と同じジャンヌという名前でした。

1歳2ヶ月で両親に先立たれた一人娘ジャンヌはモディリアーニの姉マルゲリータに引き取られ、フィレンツェで育てられたが、はじめは両親をめぐる事実を知らされていなかった。後年自らも美術に携わり、ドイツ表現主義やエコール・ド・パリ、ゴッホなどの研究を経て、父モディリアーニの研究にも従事し、1984年に死去した。

wikiwand/アメデオ・モディリアーニ
中之島美術館南側の歩道、緑があふれる
いやー、超お腹いっぱいになったね、って言いながらふらふらようやく歩きます。
中之島美術館駐車場にとめた車。背後に高層ビルがいくとも聳え立つ
あー、止めた時は日陰だったのに、日なたになってるー(ーー;;

さて、これからザ・シンフォニーホールへ向かいます。すぐ近くなので気が楽ですが、駐車場が空いていますように。

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