老舗洋食の名店「グリル・ナナ」から逸翁美術館「鈴木華邨展」へ-行って良かった-〔大阪府/池田市〕

老舗洋食の名店「グリル・ナナ」から逸翁美術館「鈴木華邨展」へ-行って良かった-〔大阪府/池田市〕

2021年11月7日

グリル・ナナ

2023.5.6 追記
グリル・ナナさんは2023年5月28日で閉店されるそうです。残念です…
2023.5.21 追記
グリル・ナナさん、5月28日までは昼夜とも予約でいっぱい、テイクアウトもストップせざるをえないということで、入店は相当運が良くないと難しいご様子でした。
2023.5.27 追記
グリル・ナナさん、今日お昼1時15分ごろ行ってみるもすごい行列で断念。最後にオムライスを食べたかったな〜(T.T)
長い間おいしい料理を味わわせていただき本当にありがとうございました。
2023.6.28 追記
グリル・ナナさんだったお店の前を通ると、「売り物件」の看板が立ってました。

正倉院展の奈良から移動して11:30前にグリル・ナナへ到着、すでに2組並んでいます。店舗横の駐車場へ車を置いて並ぶと、間もなく店員さんがランチメニューの看板を出してから店内へ招いてくれました。

前回は2018年7月6日だから随分お久しぶりです。あの時は豪雨で電車が止まって帰宅難民になった相棒を迎えに行った帰りに寄ったのでした。

今回も前回と同じくエッグサラダにオムライスのオーダーです(笑)

お手ふきと水森亜土のイラストの箸袋。
独特のイントネーションで「いーらっしゃませ〜♪」というシェフの声が聞けて嬉しい。水森亜土の箸袋も変わらず
ボウルにレタスなどの野菜ととろとろのマヨゆで卵のエッグサラダ
エッグサラダ、サイコーです。ここに来る時はカロリーとか気にしてられません(^^;
30cmくらいの丸いお皿にてんこもりの野菜サラダとチキン南蛮。
相棒はこの日のBランチで「チキン南蛮」
オーソドックスなオムライス。
オムライスです。ぼかぁ、幸せだな〜♪ デミグラスソースよりケチャップが好きです。
デミタス風コーヒー。
ランチにはセットのデミコーヒーも単品にはついてないので別でオーダーします。おいしい

満腹で店を出ると3~4組の行列。

自分の車の後ろに軽自動車が止まっていたのでバックでは出る事ができず、どうやって出るのかな〜と好奇の目で見る行列の人たちに見守られながら(笑)隣接する道へ4回くらい切り返しで無事出庫。


グリル・ナナさん、23年5月の写真も

ちょっと割込みで2023年5月に2回訪れた際の写真も掲載しておきます。

●5月14日

この日は前々日になんとか予約できたので良かったです。

わが家から約2kmのいつものお散歩コースをてくてく歩いて向かいます。

予約時はカウンターと言われていたのですが、一番奥のテーブル席に案内されました(^^)

コンソメ・スープ
タン・シチュー、グリル・ナナを代表するメニューです
エビフライ、サックサクで甘〜い♪
食後のコーヒー、バランスの良い味わいで美味しいです

●5月20日

この日は既に予約できなかったので、ダメ元で夕方5時過ぎにお店へ。

1時間くらいは待たないとダメかもね、と言いながらまだ誰も並んでいないお店の前で待っていると、中の女性から声をかけられて、たまたま1組キャンセルが出たので中でお待ちください、と入ってすぐ左のテーブル席に案内されます。超ラッキー!! カウンターでもいいのに… ありがとー!

今日は一度食べておきたかったサーロインステーキディナー¥3,460.です。

コースのスープ。ひとくちで「ホッ」とできる優しい味わい
おお〜♪ お肉はちょっと歯ごたえがある感じでしたが、ソースがめっちゃおいしいです。

バイトの子がロールパンをチンするの忘れてたみたいで、中がちょっと冷たくて固いです(笑)

おお〜、ほぼほぼエッグサラダ!嬉しいね〜(^^)
相方のアイスクリーム
ワタクシはシャーベットです(^^)
最後はやっぱりコーヒーで♪
北側からの外観
長らく美味しい料理のご提供、お疲れさまでした。

次から次へとお客さんが来てはお断りの挨拶で、本当に大変そうだし、帰って行くお客さんも可哀想でした。まあ仕方ないよね〜、マスターひとりで切り盛りしてるお店だもんねー。

最後にオムライスを食べることができなくて、ホントに残念です〜(T.T)


「いけだ報道」さんも記事にされていました。↓

こんにちは、純子@いけほです。旭丘の洋風料理店「グリルナナ」さんが惜しまれつつ閉店なさいました。周りの誰に聞いてもグリルナナさんのことを知っていて、「ほんとうに…
ikeda-hodo.com

2023年6月28日

通りすがりに見ると「売物件」の看板が立っていました。寂しいですね。


2021年11月7日の記事に戻ります↓


前から行きたいね、と言ってた「鈴木華邨展」の逸翁美術館へ向かいます。

逸翁美術館『鈴木華邨展』

ハローワーク近くの立体駐車場に車を置いて、腹ごなしに歩いて逸翁美術館へ向かいます。

逸翁美術館の近辺にも小さなパーキングはありますが、必ず駐めたいときには大きいので安心の駐車場です。

search.ipos-land.jp
阪急文化財団の施設、逸翁美術館のページです。展覧会やご利用案内、逸翁美術館についてなどの情報を掲載・発信します。
www.hankyu-bunka.or.jp
「美術の杜バスポート」の東端から北北東を眺める。
「美術の杜バスポート」から逸翁美術館裏の木々を眺める
「阪急文化財団 美術の杜バスポート」のステンレス看板
掲示板にも「鈴木華邨展」のポスターが見えます
満開のキンモクセイの背後に「池田文庫」の建物の端っこが見える様子。
「池田文庫」の裏側? こちらも小林一三氏関連でしょうか
満開のキンモクセイをアップで。左下に小さな石灯籠。
金木犀の香りが良い季節です
逸翁美術館へ続く長く急な坂道に石垣と白いしっくい、瓦屋根の古風な塀も続く。
池田文庫の長い塀が城下町のようです(池田城趾公園もこの上です)
逸翁美術館の建物。
逸翁美術館の喫茶IAMが見えました。と思ったら、IAMは昨年の3月末で閉店していたのですね。2回ほどお茶をしたことがあるのですが残念です。勤務先ではチケットの製作も担当していました。初回チラシのデザインは私担当です(^^;
門の横の壁に「逸翁美術館」の切り文字プレート。
なんか思ったより人が多いな、と思ったら「IKEDA文化DAY」という催しのスタンプラリーの会場のひとつになっているようです。
「IKEDA文化DAY、文化探訪ラリー」のチラシ。クリーム色の上質紙に焦げ茶のインキ。
今日までだったのですね。
「IKEDA文化DAY、文化探訪ラリー」のチラシ内面。上辺スタンプラリー用5つの○の真ん中3に「逸翁美術館」の赤いスタンプを捺してもらいました。なぜか落語家?のイラスト付き。中央におおきくマップ、下辺に7つのスタンプ用○。
名前を書いて登録するとスタンプを捺してもらいます。なんと800円の入館料が無料に!ラッキー(笑)
「第32回IKEDA文化DAY」のポスター。赤ベタに五月山の古絵図。久安寺、伊居太神社、大廣寺がフューチャーされている。
おー、伊居太神社から山車がでる様子が描かれていますね。一度観に行ったことがあるんだけど、そっか、3日だったか。
「鈴木華邨展」チラシ両面。
「鈴木華邨展」チラシ

鈴木華邨(かそん)、全く知識が無かったのでできるだけ解説を読みながら回ります。

雀の絵がなんとも愛らしい。丁寧に、柔らかい画風で表現される世界はとても心地よいものでした。

まずは渡辺省亭(せいてい)と同門、ということに驚きました。権威とは一定の距離を置いて独自の世界を描き続けた渡辺省亭。後年、同様に権威の世界から離れて忘れ去られた鈴木華邨もやはり同じ気持ちだったのでしょうか。

小林一三が銀行員時代に鈴木華邨・寺崎広業・川合玉堂を後援する会「鼎会(かなえかい)」を発足させる、とありましたが、川合玉堂(かわいぎょくどう)の展覧会は東京の山種美術館(やまたね)まで観に行ったことがあるので、ここで繋がるのかと少し嬉しい気持ちになりました。

川合玉堂の絵も風景に溶け込んだ市井の人々を温かい眼差しで表現していて、とても好きな画家です。

そしてこの鈴木華邨も「花鳥風月の世界」を柔らかく鮮やかに表現していて、とても好きな画家のひとりになりました。

今日までが前期、13日から後期とのことなので、ぜひまた後期も観てみたいと思いました。

逸翁美術館向かいの古風な建物。広い砂利のスペース中央に円形のレイズドベッド、枝垂れ桜が1本植えられていて唯の民家ではない雰囲気が溢れています。
うわー、ここも素晴らしい建築、そして枝垂れ桜?でしょうか。ここは何なんでしょうね。逸翁美術館の向かいです

和菓子 福助堂

和菓子店福助堂の店舗外観。幟旗2本に赤い番傘、奇麗に手入れしてある植栽など、良い雰囲気。
帰り道、初めて福助堂へ寄ってみます。
フルーツ大福2個入りと3個入りのパックが並ぶ様子。3個入り750円の表示。
フルーツ大福、中はみかんと柿、しっとりしていてちょうどいい案配の甘さ、めっちゃ美味しかったです
おはぎ3個パック、黒豆大福のパックなど。
おはぎ、漉餡がまた超なめらかシルキー、いやー美味しかったです
創業天保12年〔1841年〕の老舗 福助堂。昔からの製法を今なお受け継ぎ素朴な味を守りつつ次々に当地ゆかりの菓子又、四季折々の創作菓子を作っております。
fukusukedou.com
福助堂から西を望む。遠くに川西市外と山が見える。青空に白い雲。
「あじゃり」にも行きたかったけれど、グリル・ナナでまだお腹いっぱいだったので今日は残念ながらスルーです
https://ajyari.wixsite.com/ajyari
「法園寺」の階段と門。
福助堂のすぐそばに「法園寺」の入り口が、階段になっているのがいい雰囲気ですね
池田市で仏事は『法園寺』
ikedashi-bukkyo.org

午前中に奈良、そして昼からは池田と、博物館+美術館のハシゴになってしまった1日でしたが、食も含めてとても充実の時間となりました。


相棒が奈良国立博物館で素敵なチラシを見つけてくれました。大好きなモディリアーニがまたやってきます!

「モディリアーニ展」のチラシ両面。大阪中之島美術館で2022年4月9日から。
なんなんだろうなー、ほんと好きです
モディリアーニ展 −愛と創作に捧げた35年−〔中之島美術館〕
エコール・ド・パリの時代の中、前衛芸術には向かわずに古典の中に踏みとどまったモディリアーニを、同時代の作品と共に鑑賞します。
jiro.garden
正倉院展などにはちょうどいい拡大率と思います。すこし離れていても見ることができるので大変便利です。赤、青、黒の3色あるようです。(色はリンク先でご確認ください)