京都2日目はかねてより行きたかった「京都 清宗根付館」へ行きます。
京都東急ホテルから歩いて15分ほどとのことなので、てくてく歩いて向かいます。
京都の街中をぶらぶらします
京都 清宗根付館 「秋の名品」展へ
「根付(ねつけ)」ご存知でしょうか。江戸時代、着物の帯に紐を挟んで袋や小物を吊り下げる時に使う留め具のことです。
ただの道具に留まらず、ミニミニな彫刻の世界は無限に広がり、アートと呼ぶに相応しい素晴らしい作品がたくさん生まれています。
今回見た展示も美しい造形からクスッと笑えるユーモラスな作品、生き物から未来の世界まで様々な作品を楽しむことができました。
いずれも、こんなに小さなサイズによくもまあこれだけ豊かな表現ができるものだと驚くものばかりでした。
写真撮影が許可されるのは廊下から見える庭と玄関まわりの空間だけでしたので、ここで作品をご覧いただけないのが残念です。
※2023年4月から館内の撮影が解禁されたそうです。
お盆や年末年始等の休館日を除いては通年オープンしているようですので、皆さまも京都壬生方面へ行かれる機会があればぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
※駐車場は皆無ですので近場で有料駐車場を探すしかありません。レンタサイクルは1~2台ならば応相談のようですが基本的に駐輪スペースもありません。
根付を観る
根付は、世界中で「Netsuke」と呼ばれる我が国固有の小芸術品です。モチーフは、人物・動植物・器物、故事に習俗、そして能や歌舞伎といった芸能、さらには空想上の霊獣・妖怪など多種多様です。根付の丸みを持たせた独特の「カタチ」に宿る、遊び心、洒落心、謎かけ、物語性…、根付の楽しみ方は、根付の数だけあると言えるでしょう。
京都清宗根付館サイトより https://www.netsukekan.jp/appreciating/#exhibition
11月 「秋の名品」展 開催期間:2022/11/01 (火) 〜 2022/11/30 (水)
京都清宗根付館サイトより https://www.netsukekan.jp/appreciating/#exhibition
現代作家の新たな挑戦を応援するため、当館では「THE GOLDEN NETSUKE AWARDS」を設け、現代根付作家を応援しています。本展ではそのノミネート作品と受賞作品を展示。
↓これがあるとより楽しめます。
鎖樋(くさりとい)と呼ぶそうです。下記サイト、めっちゃカッコいいですよ!
落ちる雨を邪魔者扱いするのではなくて、鑑賞用にしてしまおうという発想が素敵ですね。
*2023年春から写真撮影がOKになったようです。
京都清宗根付館のMAP↓
三条通り商店街へ向かいます
根付館を出て、北へ北へと三条通り商店街へ向かいます。
喫茶チロル…「マツコの知らない世界」で紹介されたそうです
お昼ご飯は相棒のリクエストで「喫茶チロル」へ向かいます。
京都三条商店街にあると思い込んでいた相棒のおかげで行ったり来たり、結構なウォーキングになりましたが無事到着(笑)。お店は三条商店街より北側、二条城の少し南側にありました。
表に10人くらい並んでいますが、まあ仕方なく行列に参加。
ほどなくお店の人(ご主人でした)が出てきて順番待ちを確認してくれます。
しばらく時間がかかるので、その間は並んでいなくても良いけれど、呼ばれて不在の場合はリセットになりますとのこと。これ以上歩きたくないのでじっと待つことにします。
ご主人によると、先日「マツコの知らない世界」で紹介されてからは常にこの行列状態になってしまったとのことで驚きました。「こんな並んでまで来ていただくようなお店じゃないんですけどね〜」と気の毒そうにお話されていました。
有名な番組で紹介されてしまうとこんな風に行列ができてしまい、常連の人には来にくくなってしまうだろうことは想像に難くありませんよね。痛し痒しというところでしょうか。
そんなこととは露知らずに来てしまった我々もなんだか申し訳ないような気分になってしまいます…
懐かしい感じの喫茶店で、メニューは軽食屋さんと言っていいくらい豊富なので、喫茶というより食堂代わりに利用する人も多いのではないでしょうか。
カレーやハヤシライスやサンドウィッチも、まだまだいろいろ食べてみたいです。
大満足して帰途につきます。
堀川通まで出て京都市バスに乗ってホテルへ戻ります。
ずいぶん運転の荒っぽい運転手さんで、イライラが伝わってくるようです。
流れの速い大通りで大変だとは思うけど、仕事中はもう少し感情をコントロールした方がいいですよ?(笑)
ちなみに、この後何度か乗ったバスは皆さん落ち着いた運転で安心でした。
祇園肉亭「新(しん)」へ
夜はかねてより予約していた祇園の懐石風肉料理のお店へ向かいます。
ワタシクシが肉肉言ってるのを聞いて相棒が選んでくれたお店です。
市バスを堀川五条から四条堀川までひと駅乗って、四条通りの四条堀川バス停まで歩いて乗り換え。
降りる場所が不明のまま向かいますが、四条河原町を過ぎてからピンポンしたら、八坂神社の前を左折して少し行ったところで降ろされました。ちょっとドキドキした(笑)
「切り通し」と名のついた通りを歩いただけでも、さすが祇園、なかなか良い雰囲気のお店が軒を並べています。
予約より少し早いけれど、祇園肉亭「新」へ入ります。
このステーキは最初の方で3種類から選んでおきます。日によって違うかもしれませんが、サーロイン、ヘレ、イチボからの選択だったような(あいまいな記憶…)
お上品に少しずつ、とはいえ結構お腹いっぱいになって、最後のイチボステーキはなんとかかんとかようやく食べた…みたいになってしまいました(笑)
ワタクシにはちょっと高級そうなお店で緊張気味でしたが、お皿(酒?)が進むにつれてアホ話で緊張もほぐれ、とっても楽しいひと時となりました。
次回はもっとお腹ペコペコの状態で行きたいものです。
帰りのバスは南座の前から乗りましたが、行き先が色々あるせいか、行列がなくて渾沌としているのがなんかスッキリしませんでした。
四条を通る道はずーっと炭火の匂いが外から流れてきて、焼き肉屋に行ったみたいになりそうでした(笑)