小雨の荒牧バラ公園〈春〉-しっとりと、艶やかに- 2022〔兵庫県/伊丹市〕

小雨の荒牧バラ公園〈春〉-しっとりと、艶やかに- 2022〔兵庫県/伊丹市〕

2022年5月13日

月に一度の通院(痛風対策)が思いの外早く終わったので、荒牧バラ公園を訪ねてみました。時はまさに旬、色とりどりに美しいバラたちが咲き誇っていました。小雨がパラパラする中、傘と望遠を抱えての撮影はちょっと面倒でしたが、光が強い日中にくらべれば、しっとりと写す事が出来るので、返って良かったように思います。

それでは荒牧バラ公園に咲く沢山のバラの写真をお楽しみください。

花と流れのアプローチ

正門をくぐると水路に囲まれ奥まで真直ぐに続く2本の細長いスペースがあります。向こう正面には赤い3つの少し傾いた板のモニュメントが目に入ります。ここは「花と流れのアプローチ」と名付けられています。

中央ゲートから真直ぐにバラ園を眺める。左右に花壇、奥に水路のステップ、モニュメントが遠くに見える。
「花と流れのアプローチ」満開ですね♥ 案内に「地中海風」と書かれたギリシャ神殿を思わせる柱が並びます。
4本の細い鉄製支柱が三角に交差し、上部に真っ赤なバラの花が球状に咲き広がる様子。足許にはピンクのバラが植えられている。
右側のスペースにはスタンダード仕立ての赤いバラ
上のスタンダード仕立ての写真の花の部分をアップで。小振りの赤い花がたくさん。
名前ノーチェック…
黄色からピンクにトロピカルなグラデーションを作るバラの花。
こちらもノーチェック、トロピカルな色合いですね。
「早春」と書かれたネームプレートの廻りに薄いピンク花が優しく囲む様子。
アプローチ一番手前は「早春」、可憐な雰囲気です。
カーブしながら離陸するジェット機のお腹を望遠で。
NH20 ITM-HND JA834A B787-8 東の空を10時発羽田行きのB8が旋回(伊丹カーブ)してゆきます
赤に白の絣模様で咲くバラ、ややアップで。スプレー咲きになっている。
アプローチの中央付近、絣(かすり)模様の美しい「オレンジ・スプラッシュ」
上の写真と同じバラ。「オレンジ・スプラッシュ」と書かれたネームプレートを囲んで咲く様子。
「オレンジ・スプラッシュ」
スプレー咲きのオレンジ・スプラッシュをアップで。ひとかたまりに10以上の花が咲いている。
絣(かすり)模様、好きです。
通路左右の花壇に大きく広がるオレンジ色のバラの群生。手前には「ブラスバンド」のネームプレートが見える。
中央を鮮やかに彩る「ブラスバンド」
オレンジ色の花びらが折り重なるように咲く様子。1輪をアップで。
「ブラスバンド」
剣弁の美しい薄いピンクの大輪のバラをアップで。
「ポール リカード」
ピンク紫から白にグラデーションする花を立て構図で3輪。
大人っぽい紫色の「ブルー バユー(Blue Bajou)」
上の写真と同じ種類の花、2輪横並びの構図で。
「ブルー バユー(Blue Bajou)」
同じく紫色の花を望遠で。少し濃い色調で大人っぽく。
「ブルー バユー(Blue Bajou)」
同じく濃い色調で斜め前からアップで。
「ブルー バユー(Blue Bajou)」
モニュメントに向かって階段状に連なる花壇を広角で。
階段のアプローチへと繋がり、「平和モニュメント広場」へ続きます。

中央左側のエリアへ

剣弁のつんつんした感じに咲く、クリームイエローのバラをアップで。
中央左側のエリアへと進みます。名前ノーチェック、いかにもH.T.(ハイブリッドティー)な剣弁の黄色いバラ。
真っ赤な剣弁のバラを2輪アップで。緑の葉っぱとのコントラストがはっきりとした写真。
真っ赤な剣弁の「ジョン ウォーターラー(John Waterer)」ニュージーランド生まれだそうです。
赤ピンクの小さな花が花壇一面にびっしりと咲く様子。
半円の石垣を20mほどぎっしりと彩る「花見川」日本の作です。
その小花をアップで。前ぼけ、後ぼけもみんなピンクの花で一面ピンクの写真。
「花見川」オレンジから濃いピンクまで、花によって微妙に色の違いが合って綺麗です。
同じくピンクの小花がびっしりと咲く様子をすこし遠くから3m幅くらい切り取る。花壇壁面のグレーのレンガの並びも美しい。
「花見川」びっしり咲いてるんだけど小輪なので圧迫感はありません。ラブリーです。
同じく赤ピンクの小花が寄りそう様子を40cm幅くらいで。
「花見川」小さな花がぎゅうぎゅうしてるのがむしろカワイイ。
同じく1輪をアップで。中央がほんのり黄色になっている。
「花見川」色の変化でトロピカル感もあります。
剣弁の真っ赤なバラと緑の背景。
京成バラ園の「乾杯」凛としています。
カーブを描いて離陸するジェット機をお腹から写す。胴体中央にアンチコリジョンランプも点灯している。一面雲でグレーの空。
JL112 ITM-HND JA849J B787-8 10:30発羽田行き JALのB8です。すぐに雲の中へと消えてゆきました。
しっとりとしたオレンジ色で美しく開きかけているバラをアップで。背景の暗い緑とコントラストが美しい。
京成バラ園「楽園」落ち着いたオレンジ色が綺麗です。

中央左上、段のエリアへ

まあるい花びらは中央が白で縁が口紅のようにほんのりと赤ピンクに色づく。その花びらが優しく重なり椿のような雰囲気に咲くバラを1輪アップで。
「ノスタルジー」、白の中心から外側の赤ピンクへのグラデーションが綺麗です。
上と同じバラで、こちらは少し花びらが少ない咲きかけのバラを横からアップで。
「ノスタルジー」
2枚上の写真と同様。
「ノスタルジー」
濃い黄色の小花と薄いクリーム色の小花がたくさん寄り添って咲いている様子。
左側を少しずつ登ってゆき、最上段の1つ手前の段に植えられている「ゴールデン ボーダー」。黄色のグラデーションがたまりません。ワタクシお気に入りのコーナーです。
薄いクリームの小花をアップで。廻りを濃い黄色の小さな蕾が取り囲む様子。
「ゴールデン ボーダー」
薄いクリームとほぼ白に近いクリームの小花たち。4輪ほどをアップで。
「ゴールデン ボーダー」
薄いクリーム色の小花がスプレー咲きになっている様子。
「ゴールデン ボーダー」
中央が白、フリンジのように外側がピンク色の小花がたくさん咲く様子。葉っぱも小さくわさわさと広がっている。
「ゴールデン ボーダー」の右隣は「ほのか」これも大好きです。
同上。
「ほのか」ぐるっと廻って後からも登場します(^^;
同上、少しアップぎみに。
「ほのか」
同上、よりアップで。花びらの白とピンクのグラデーションがよくわかる。
「ほのか」

最上段エリア

2m×3mくらいの花壇にショッキングピンクの少し開きぎみの小花が高さ70〜80cmくらいで一斉に咲く様子。
一番上のエリアです。お名前ノーチェック、真っ赤が艶やかです。
柔らかい黄色のまるい花びらが折り重なるように咲くバラを1輪アップで。
ネームプレート「エミール・・・」、後ろが消えて読めない。たぶん「エミール・ノルデ」かな。
壁一面に咲く白い小花を5mくら離れて望遠で狙う。2m位の幅で切り取る。
不明。モッコウバラちっく。小さくて白いつるバラもいいですね。
こちらも壁一面に咲く、中央がピンク色で外側が白にグラデーションするカップ咲きのバラを遠景で狙う。
「ピエール・ド・ロンサール」いっぱい咲いてますねー。これは下を向くタイプなんだな。わが家のも早く大きくなるといいなー。
同上、アップで5輪のかたまりを右斜め前から切り取る。みんな自分自身を支えられないように、ややうつむき加減で咲いている。
ピエールさん、綺麗ですねー。放置すると山のように花びらが落ちて大変な事になるので、早めに摘まないといけないのが悲しいところです。
同上、左斜め前から。
でもその無数の花びらのグラデーションが綺麗なんだなー。
中央が白、周囲が濃い赤の花。白い部分は30%くらいか。
「ジュビレ デュ プリンス ドゥ モナコ」大好きな花ですが、今回はタイミングが合ってなくて残念。
「エマニエル」と書かれたネームプレートのそばで咲く真っ赤でフリフリの花びらのバラ、8輪ほど。生き生きとした緑の葉っぱとのコントラスト。
ピエールなどツルのフェンスの向こう側です。「エマニュエル」妖艶な感じです。
白〜ピンクの「ほのか」が群生する様子をやや上から広角で。画面 下半分はバラの花々、中央に少し向こうの藤棚、遠くにバラ園外周のマンション群なども見える。
ぐるっと廻って「ほのか」エリアへ。満開だね。ジュビレプリンス、ピエール、ほのかと、どうやら白〜ピンクグラデの品種に弱いようです。
白〜ピンクのかわいい小花4連アップ。
「ほのか」
同様に3連アップ。
ラブリーじゃのう
同様に、タテ構図で縦につらなる5輪アップ。囲む葉っぱが雨に濡れている。
縦並び
同様、1輪アップ、ややアンダーな仕上げで落ち着いた雰囲気。
「ほのか」これで終りです(^^;
オレンジ色の小花。
「ジャルダン ドゥ フランス」
藤棚風ベンチの付近を広角で。芝生の斜面の縁取りを赤、ピンク、白の小輪系バラがボーダーを作る。
華やかですね。一年で一番綺麗な季節。
最上段の広場から下に広がるアプローチを広角で捕える。階段に色とりどりのバラ。向こう側にはスギ?ヒノキ?の木々が防風林チックに一列に並ぶ。
アプローチのてっぺん、「平和モニュメント広場」から

最上段右(北)側エリア

レンガ造りの四角い支柱に沿って仕立てられたつるバラを斜めから切り取る。瑞々しい緑の葉っぱにシルクの様に白い花びらのバラが点々と咲く様子。
次の目的というか楽しみにしていたのはコレ、白のつるバラ「フラウカール ドルシュキ(Fraukarl Druschki)」です。
開きかけの白の花をアップで。真下を向いている姿。
「フラウカール ドルシュキ」シルクのような花びら、縁にわずかにピンクが残っています。
同じく白の花、こちらは横向きに咲く姿をアップで。
わずかに残った綺麗な花を探して撮ります。が、基本的にほぼ終わりかけ。案外早いんですよね、いつも終わりかけなんだよなー。
同じく白の花、蕾でわずかに開いたフリンジの花びらが波打つようで美しい。
いいですね。

右側中段のエリア

中段の花壇全体をiPhone11Proの超広角で。画面下半分は赤い花の群生。中央はバラ園を取り囲む木々。やや右側にモニュメント。空はまだグレーの雲、ピンク色の傘を差して眺める人の姿。
手前に拡がる赤いのは「チン チン(Tchin Tchin)」 女性はちょっと口にしにくい名前かも笑
アーチ状に白い小水を放つ小さなブロンズ像。背後はダークベージュのレンガの壁。手前は前ぼけの白いバラ。
お馴染、ベルギーのハッセルト市から贈られた小便小僧。
「ハッセルトのバラコーナー」の表示。「伊丹市と姉妹都市であるベルギー国ハッセルト市より、友好のため寄贈された小便小僧を中心としたコーナー」と書いてある。
1992年で373歳…プラス30で403歳!!??
まるっぽく柔らかい花びらのカタチの黄色いバラ、アップで。
わが家と同じ「ゴールド バニー」ですが、こちらはつるではなく四季バラ。
同上、違う角度で。
柔らかい花弁に美しい黄色が魅力です。
朱赤のようなオレンジ色の花、アップで。
「Tchin Tchin」
中央が白、ピンクのフリンジの小花がスプレー咲きになる様子。
これがまたお気に入り「マチルダ」
同上。ハラハラと波打つ小さな花びらのかたまり。
ぎゅうぎゅうですね…
同上。ピンク色が多いタイプ。
かわいいなぁ…
同様だけどフリンジのピンク色が濃い種類。
こちらは「ニコール」これもラブリーですね。
同上。7〜8輪の固まり。
「マチルダ」と「ニコール」並べて植えたいなあ。庭が足りない(笑)
いま降りてきた花壇を下から見上げたアングルで水平に広がる様子で写す。ピンク、オレンジの花の帯。
アプローチから見て右側のエリアです。
下から階段とモニュメントを広角で。
これからアプローチを戻って正面ゲート左側のエリアへ向かいます。

正面ゲートから左のエリア

黄色とピンクの絣模様。2輪をアップで。
またまた大好きな「センチメンタル」です。
薄いピンクと濃いピンクの絣模様。花の中央奥の方はほんのり黄色。1輪をアップで。
いいなあ。黄色少なめが好きです。
はっきりとした黄色と赤の絣模様。1輪をアップで。廻りを3つの蕾が同じ色。
樹によって色が違うのか、謎です。
白、ピンク、濃い赤の絣模様。周囲を囲む蕾は黄色と赤の絣模様。
どういう色合いになるかは出たとこ勝負みたいな雰囲気ですね。
はっきりとした紅白の絣模様。1輪アップで。
霜降りみたい(笑)
黄色、白、ピンク、赤の絣模様。
また秋にお会いしましょう。
中央が黄色っぽい白からグラデーションで赤ピンク。1輪アップで。
最後に「ジュビレ デュ プリンス ド モナコ」

駐車場からのアプローチ

高架下の外周の道路、左が高架、右がバラ園の土手。生け垣の上部にかわいい花を咲かせている木が見える。
荒牧バラ公園東側の道路、駐車場へ向かう道の生け垣です。右上に小さな花が咲いているのがおわかりになるでしょうか。
白、うすいピンク、濃いピンクの花が混じりあって咲く様子。花びらは5輪、梅とサクラの中間みたいな感じ。大きさは直径1cmちょいくらいだろうか。
こんなカワイイ花が咲いていました。
左に白6輪と、右にピンク5輪の咲く様子。
なんていう樹なんでしょうか。
白、ピンクが混じりあって咲く様子。
金平糖みたいですね(^^)

さて、お楽しみいただけたでしょうか。やはりバラは雨上がりに撮るのがしっとりとしていいですね。ここへ来ると時間が経つのを忘れてしまいます。さて、明日は鶴見緑地へ行ってみる予定です。

荒牧バラ公園は、阪急宝塚線山本駅からのアクセスなので、イメージ的には宝塚の印象があるのですが、伊丹市が運営するバラ公園です。毎年シーズンには多くの人が訪れる、誰もが知っているバラ公園、私も春と秋にはできるだけ行くようにしています。
タイミングが良いと、息を飲むような景色が広がる素晴らしい公園です。

荒牧バラ公園の駐車場(初めてだとちょっとわかりにくかも)

荒牧バラ公園駐車場(有料)入り口のMAP↓

荒牧バラ公園の駐輪場(初めてだとちょっとわかりにくかも)

荒牧バラ公園駐輪場(バイクも可=大型は難しいかもしれません)のMAP↓

荒牧バラ公園のホームページが見やすくなりましたね↓

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