はい、便宜上DIYのコーナーですが、もちろん!専門業者さんにやってもらいました(笑)
当初は20年選手の浴室乾燥機だけDIYで交換することを目論んでいたのですが、中間ダクトファン撤去後の配線がイマイチ理解しきれず躊躇しているうちに、洋室がフローリングになって気を良くしてくれたのか、相方(財務大臣)がリフォームしよっか、という気になってくれたのでした。ラッキー v(^^)
Contents
まずはショールームを見て回ります
TOTO、LIXIL、Panasonicと3つのショールームを一気に見てまわりました。
チラシを見るだけではわからない質感を、肌で感じることが出来ました。
TOTO箕面ショールーム


まずはわが家から一番近くのTOTO箕面(箕面市半町4-3-50 | 2025年6月20日より箕面市箕面4-8-64)へ。3〜4日前に予約を試みるも既に一杯とのことで、1週間以上前からでないと難しいとのことで驚きました。
見るだけならご自由にどうぞということで、10時半くらいに出かけると、確かに店内は沢山の人で賑わっています。箕面ショールームはさほど広さはないので展示数も限られてはいますが、質感を見るにはいちおう揃っている感じです。
浴室の「ほっカラリ床」、試しに靴を脱いで入ってみると、その柔らかな感触にびっくり!なにこれ!?
これまでの冷たいタイルのイメージしかなかったので、その不思議な感触には「ひとめぼれ」という感覚でした。
あと、人工大理石(じんだい、と略すようです)の浴槽の美しさ。うっすらとラメの入った感じの光沢はなかなかの色っぽさを感じさせます。
洗面の方の人工大理石はラメは入っていませんが、やはり普通のFRPのぺたっとした感じよりも光沢があって奇麗です。この辺は好き嫌いもあるでしょうし、価格との相談にもなりそうですね。
このショールームには後日、色やオプションを確認する際に予約して再び訪れました。
物腰の柔らかい、細部にまで気の利く女性担当者さんに相談しながら決めることが出来たのは良かったです。
この模型がめっちゃよく出来ていて驚きました。
この段階では浴槽の色はジュエリークリームでしたが、最終的には梅田のショールームで再確認してジュエリーホワイトに決めました。
LIXILショールーム箕面

LIXILショールームのある萱野も車ですぐなので、行ってみることに。
こちらは大きな建物で、1階はエクステリア関連、2階に室内リフォーム関連が展示されています。
こちらもいきなりなので受付だけ声をかけて、担当者さんはつかず自由に見て回る形に。
浴室はLIXILもいい感じです。背中から滝のように水が流れるオプションは大変魅力的でした。(相棒は見積りにいれてもらってたw)
中間帯の価格の商品は、全体にそこそこ良いものをリーズナブルな価格で提供する、というコスパ高めな設定意図が感じられます。どれを選んでも不満はない感じでしょうか。
洗面はあまりピンと来るデザインのものがありませんでした。
途中から美人の担当者さんに声をかけられて、説明してもらいながら再度見てまわることに。やはり専門家に直接質問しながら見て回れるのは良いですね。
リフォームの流れや期間、補助金のことなどは別のテーブル席でオンラインにて説明を受ける形式にちょっとびっくりしましたが、こちらの担当の女性もとても丁寧に分かりやすく説明してくれて、リフォーム初心者にはとても参考になりました。
浴室+洗面のリフォームではモデル選定開始から2か月を見ておいた方が良さそうです。
パナソニックショウルーム箕面


とりあえず豊中の「まつ本」でお昼ご飯を食べてから、再び箕面へ戻りパナソニックのショールームへ。
こちらもあまり広さはなく、ミニマムな展示の様子ですが、住宅メーカーとのタイアップもあるようで多くのお客さんでわちゃわちゃしていました。
パナソニックの印象は、高級路線にはそこそこ力が入っているものの、普及価格帯の商品にはあまり力が入っていないような雰囲気が感じられます(あくまでも個人的感想です)。
良かったのは今回わが家には関係のないキッチン。キッチンのそこそこいい値段のものは非常に質感高く、スッキリしたデザインも魅力的で相方も結構そそられているようでした。
いずれのショールームもたいそうな賑わいで驚きましたが、やはり皆さんどことなくウキウキとした雰囲気で、家を新しくするっていうのは幸せなことなんだな、と改めて感じることができました。
また、やはり実際に実物を目にする、触れてみるというのは大切で、写真だけではわからないことが色々あることも感じさせられました。
実物を見て回った結果、わが家的にはTOTOで行くか、という路線に決まりました。価格はやや高めながら品質やデザインにこだわりが感じられてとても魅力的に感じました。
ショールームや業者さんではこのようなオプション一覧を作ってくれます。
選択肢がたくさんあるので、よく確認しておかないといけません(^^;
業者さん選びは手間がかかっても慎重に

さて、上記ショールームから紹介された2つの業者さんプラス相方の勤務先で関係のある業者さんの計3つのお店に見積り依頼をすることに。
いずれの業者さんもすぐに連絡をくれて、自宅にて打合せをすることになりました。3社なので予定の調整も大変です。
もちろん、相見積りのことも伝えて、他社さんに金額情報等を漏らすことはしないのが大人の約束です。
特にお風呂は細かな仕様が沢山あって、どれにするか相談しながら決めていくので結構大変です。
しかも、ついでに中間ダクトファンの撤去+浴室乾燥での3室換気への変更、分電盤の交換、洗濯パンの交換と水栓位置の変更、洗濯機の上に棚の取付、洗面入り口ドアの撤去とロールスクリーンの設置、CF(クッションフロア)と壁紙交換が加わり、大変ややこしい工事仕様になったこともあり、なかなかに大変です。
その上、補助金を使うとしたらどうなるか、ということで、その時点で利用できるのが内窓の取付に伴う補助金があるということで、そちらの見積りもしてもらうことになったので、業者さんとしてはマジややこしい仕事になったことと思います。(結局、補助金を受けても出て行く金額が大きくなるので、内窓の取付はキャンセルになりました)
追加工事の分は業者さんによって色々なやり方があるため仕様&価格の比較もややこしく、明細一覧の表を作って比較検討することにしました。
さらに、現在1216サイズの浴室が1316または1317に拡大できるかという検討も加わり、仕様&価格&業者さんが決定するまでは、3社との打ち合わせやショールームでの再度仕様や色確認なども含めてなかなかの大仕事になってしまいました。(UB据付必要寸法を調査の結果、サイズは1216から13165になりました)
また、想定外だったのが、浴室の壁面材料にアスベストが含有されているため、特別な施工方法で解体を行わなければならない規則のために7万円ほど料金が加算されるということでした。
この年代(1994年施工)ではよくあるそうで、これは仕方の無いことですね。
3社とも営業さんはどなたも真摯に向き合ってくれて、その点ではどこでも良かったのですが、やはり価格一覧を作って比較検討すると違いは明らかに出てくるものですね。取り扱いメーカーの得意不得意や大工工事の有無などによっても違ってくるのかも知れません。
今回最終的に選んだ業者さんはTOTOの仕入れに強いようで、人大浴槽無料アップグレードキャンペーンというのをやっていて、価格的にかなりの強さを見せていました。
不採用になった業者さんには大変な手間をかけてしまっただけに申し訳ないのですが、やはり比較検討したことは良かった点だと思います。業者さんそれぞれに得意不得意やタイミングの良し悪しなどもあることと思います。発注側も大変に疲れますがね…

いよいよリフォーム工事の始まりです
浴室の工事は解体1日+取付1日の2日で済みますが、洗面の内装工事が2+1日かかるために全体としては1週間以上かかる想定です。
浴室自体は金曜日夜には出来上がっているものの、電気工事の関係で換気扇が使える状態にはならないため、月曜までは浴室が使えないという予定で、週末のお風呂をどうするか問題も出てきました。(^^;
ただ、結果的には浴室工事の段階で浴室乾燥機を結線してもらうことが出来たため、日曜日には無事新しいお風呂に入浴することができました。
1日目 養生作業
この日までに洗面や洗濯機の場所に自作で付けていた棚やら何やらを全て解体して、中に入っている荷物などもすべて移動させなければなりませんでした。
おかげさまで後から何がどこにあるのやら、となってしまい結構苦労しました(笑)
老朽化以外はさほど不便にも感じていなかった浴室ですが、こうやって見るとやはり浴槽の高さが気になりますね。31年間、よく頑張ってくれました。
何が不安って、やはり20年ほど経過してしまった浴室乾燥機です。先日もリンナイだったか、古い浴室乾燥機から発火して火事になった事例でリコールもあったし、回転ものはやはり老朽化が怖いです。

わが家のは高須産業のものをネットで購入して提携業者さんに取り付けてもらったものですが、乾燥性能が落ちてきた以外には今日まで何もトラブルが無くて良かったです。

洗面化粧台の老朽化、何より水栓の老朽化が心配で、水栓だけ交換するかと思案もしていたところでした。
洗濯パンもサイズが中途半端で埃がたまりやすく、使い勝手が悪かったです。
また、洗面入り口のドア。ほぼ開けっ放しのためこれが微妙に邪魔で、洗濯出し入れのスペースも圧迫してるし、ノブの老朽化で閉じこめの可能性もあるし、で思い切って取り外すことに。
引戸にするかロールスクリーンにするか、で検討して、ほぼ閉めることもないしロールスクリーンで十分でしょう、ということになりました。
お昼から3時間ほどかけて、営業担当の若者とベテランの方が二人で一生懸命養生してくれました。
マンションのエントランスからわが家の前までと、室内玄関からリビングの半分くらいまで。
あと外の廃材置場予定スペースにも養生してくれました。
2日目 解体作業+下準備+電気工事
2日目の今日は解体作業と下準備、その後電気工事です。
浴室解体時はマスク着用指示でした。
ドアを開け放つ状態がほとんどなので、ほぼエアコンの必要のない季節で良かったなーとしみじみ思いました。
浴室の扉のサイズが現状より10cmほど大きくなるということで、スイッチも右へ移動です。
上から「洗面」「浴室」「換気」。「洗面」は洗面化粧台にスイッチがあるので必要なくなります。
壁紙は貼替えるので遠慮なくメモされてます(笑)
お風呂の給湯、これまではリッターの指示だったのが、新しい浴槽になったら浴槽に対する深さ指示に変っていました。給湯器自体は変っていないのに、不思議だなー。
電気工事は分電盤の交換と浴室乾燥機用の配線とスイッチ設置となります。
電気工事士さんは小柄で優しそうな感じの草食系の雰囲気がする人でした。
図面も無しで既存の配線を確認し、中間ダクト撤去に伴う接続変更とか、どうやって確認するのか興味津々でしたが、作業時間も遅く、また何も分からない素人にいろいろ聞かれるのもウザイだろうな、と思うとあまりそっち系の話は出し辛く…(笑)
上にも書いたようにスイッチは「洗面」「浴室」「換気」の3連でしたが、「洗面」が不要になるので2連にしてもらいました。で、この上の方に浴室乾燥のコントロールスイッチが付く予定なのですが、工事士さんから「換気」のスイッチも浴室乾燥の方で出来るので、ここは不要では? との指摘を受けて、なるほど、と。1箇所でいいよね、となり、月曜に交換してもらうことに。
分電盤の結線作業中は電気がないので真っ暗の中、懐中電灯のみで作業する工事士さん。すごいなー。電線の端っこを剝くのもワンアクション!まじか!
暗くて大変そうなので、しばし懐中電灯で照らす補助もしました。
第二種電気工事士の資格を持ってはいても、ペーパー電気工事士に分電盤の取替はできないなー。
3日目 浴室取付工事
4月19日(土)、今日は浴室の設置工事です。
若い職人さん、道具箱をバン!と投げ置いたのでびっくり。所作が荒っぽい職人さんは信用されないよ?
上司の人は物腰も柔らかく丁寧で信頼感ありました。若い人はなんとなく外人さんぽいかな? 作業自体は真面目にやっている様子だったので、まあヨシとしますか。終始、音を立てることに無頓着な様子でした。
「三乾王」天井とツライチでカッコイイー!スッキリデザインで良いですなあ。
このゆるリラ浴槽、足を伸ばす長さは若干短くなるように感じるけど、ヘッドレスト風の頭を載せることができるようになった形がすごくイイです。TOTOのお姉さんが力強くオススメしてくれたのも分かる気がする(笑)
いやー、わが家とは思えない美しい浴室です。さほど不自由は感じていなかったとは言え30年の隔たりはやはり大きいですね。壁面がパネルになったことでスッキリ感が違います。
ワイドミラーにしたのも広々感が出て良かった。ランドリーパイプは移動できるようになっています。
もう元には戻れない〜(^^;
4日目 大工工事
昨日の日曜日はマンション的に工事不可なので、1日置いて本日月曜は大工工事の日です。
相方が立ち会いだったので途中の写真はありません。
マンションの建物外側で作業スペースが取れないため、リビングで板を切ったりする作業を行うことになっていたのですが、丸鋸で板を切ったりする作業が真横で行われたので五月蝿くて大変だったとは相方の弁。
それはまことにお気の毒でした…(^^;;
大したことないだろうと高を括って養生せずにいたモデムとルーターも真っ白よ…
洗面左横に微妙に隙間が空くのが嫌だったんですが、TOTOショールームのお姉さんが「棚を追加したらいいんじゃないですか?」の一言に目からウロコ。予め計画しておくと、きちんと下地を作ってもらえるので、こういう工作はやはり後付けでなく一緒にやってしまわないとダメですね。石膏ボードはビス止めできないからね。
5日目 内装工事
さて、本日はワタシが立会。壁紙貼りの下地補修作業から見たかったけど、残念ながら幕を張られてしまって見学適わず。orz
分電盤以外は棚板やスイッチなどちゃんと外して作業してくれています。こういう一手間が大変嬉しいですね。
天井の壁紙は少しベージュの色をつけて落ち着いた感じに。
壁紙やソフト巾木の色も基本、自分で選ぶのでなかなかに大変でした。(^^;





6日目 洗面化粧台設置+洗濯防水パン設置工事
いよいよ最終日、洗面化粧台と洗濯防水パンの取付です。
年に一度、雑排水口清掃という作業があって、その作業がやりやすくなるように配慮された高さのある洗濯防水パンです。
コーナンで展示されているのを見て「めっちゃエエやん!」と思ったのがこの水栓。
水栓の周囲がびしゃびしゃになって、いちいち拭きとるのが面倒だったのが無問題になる画期的な仕組み。しかもセンサーで水の出がオンオフできるとあって、もうサイコーです。
レバーになっているのがまた使いやすくて良いです。このためだけにオクターブを選んだと言っても過言ではありません。「奥ひろし」もええねんけどね(笑)

シンクの端がRになっているため、追加の棚板をツライチにすることは出来なかったようですが、これが有ると無いとでは使い勝手が全然違います。
TOTOのタオルリングも輝いていて良い感じです。トイレ用の商品らしいですけど、わが家の洗面にはピッタリです(笑)
7日目 美装工事 〜 完成 引渡し
最後にお掃除職人さんに工事部分を奇麗に掃除してもらう作業です。3時間ほどかけてピカピカにしてもらいました。
一番最後に営業さんに確認してもらい、無事終了。完了取引はネットで記入して終了。残金を近日中にお支払いして無事リフォーム完了です。
足下方向に10cm、浴室の巾方向に5cm延びただけですが、結構広くなった感があります。壁裏の配管スペースが少なくなったりした結果、必要寸法が小さくなったからということですが、そういう部分にも時代の進歩があるんですね。
壁面にマグネットのパーツをつけることができるようになったので、フックなど追加して便利に使いたいと思います。
洗面と洗濯機周りも収納力がアップして、いままで追加の棚でゴチャゴチャと狭く感じていたのが無くなって、随分使いやすくなりました。
また、洗面の高さを85cmのものにしたので、腰をかがめる角度が少なくなったのも楽になったと感じさせてくれる点かと思います。
ひとつ残念だったのは、高さ85cm版には体重計収納のオプションがつけられないことでした(^^;
仕方ないので、左の隙間につっこむことになりそうです。
価格について

リフォームで一番分かりにくい点が価格だと思います。
チラシに掲載されている浴室のリフォームはたいがいが商品価格のみですが、実際は商品価格+解体施工費用になります。
商品価格については、ショールームなどが提示するのはメーカー希望小売価格で、実際のところは概ねメーカー希望小売価格の60%前後が販売価格になるイメージです。
チラシなどに掲載されているのは基本仕様の商品価格のみであって、そのままでOKになる場合はほぼないかと思います。これにオプションが様々加わって実際の希望商品になる場合が多いと思いますので、チラシの価格を鵜呑みにしていると、出てきた見積りは随分違うじゃないか、となるかと思います。
そして、1件1件異なるのが施工費です。施工費も、商品を組み立てるだけではなく、解体する費用、廃材を処分する費用、全体の管理費用や諸費用なども加わるので、結構な金額になります。
わが家のようにアスベスト対応の特別な費用がかかることもあります。
なので、お金に余裕のある人はお気に入りの業者1点張りで進めれば良いと思いますが、そうでない場合はやはり最低でも2つの業者さんに相見積りを依頼するのが良いのではないでしょうか。
複数の業者さんと打合せをすることで、業界で共通していること、考え方が異なることなど、勉強になることもあると思います。その上で比較検討すれば良いのではと思います。
ちなみに、各社ショールームではいろいろ商品説明もしてくれますし、知らないことも教えてくれたりまします。また、数多くあるオプションも一つ一つ説明しながら選んでいけるので、ショールームで最初の見積りを作ってもらうのが一番近道ではないでしょうか。もちろん、商品説明や見積りは無料でやってもらえます。希望すれば施工業者も紹介してくれます。(施工の責任は取ってくれませんが)
希望する組み合わせのメーカー希望小売価格がわかれば、それの6割くらいが実際の価格になるという目安がつきますので、それを元にショールームで紹介してもらった業者さんやチラシなどで気になった業者さんに声を掛けてみると良いと思います。
時期的なタイミングも少し意識しておいた方が良いかもしれません。
わが家の今回の場合、LIXILは4月に、TOTOは6月に価格改定が予定されていたため、LIXILの場合は3末までに商品を発注できるようにしておかないと、4月に入ってしまうと新価格(値上げ)適用になってしまうということがありました。
あと、洗面やトイレをリフォームする場合は、壁紙とCFもいっしょにやってもらうのがオススメです。部品がない状態で壁紙張りをする方がやりやすいですし、奇麗にできると思います。
大変長い紹介記事になってしまいましたが、この記事がリフォームを検討している方の参考になれば幸いです。
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