※2019年当時の日記を元にして2024年に再編集した記事です。
わが家のベランダには水道がなくて、庭の植物へ水やりをするには撒水栓に繋いだホースからになります。
地面に埋込まれた状態の撒水栓の蛇口を、毎回開ける時と閉める時にかがんで捻らないといけないのが地味に苦痛の毎日です。自慢じゃないけど、前屈はマイナス20cmくらいのカラダの固さですからね(ふんっ)。
みなさん、どうやってるのかなー、となんとなく疑問に思っていましたが、一戸建ての庭の様子を見ると棒のようなものから蛇口が出ていることを発見。
なるほど!と調べてみると、立水栓(水栓柱)というものがあることがわかりました。
これってどうやったらいいんだろ?と調べることしばし・・・
散水栓から立水栓に変更した人のブログを参考にして、わが家もやってみることになりました。
この時はもちろん水道管など触ったこともなく、知識ゼロからのスタートです。
Contents
立水栓の準備へ
いよいよ行動開始です。
穴を掘ります・・・
まずは掘り起こしてみて、パイプの接続が可能なのか調べてみます。
掘り起こすのもなかなかに大変な作業でした(^^;
立水栓をアングルの足場で固定しようという計画なので、各サイズを確認しています。
パーツの仕入れ&組立
まずは立水栓の本体ですが、amazonで安いのを発注。
ゴールドっぽくて良いなーと思ってたら、届いたのを見て超がっかり。
なにこの地味な黄色は…
同様に騙された人のレビューもいくつか見ました。よく見とけばよかったー(涙)
仕方ないので乱張り風の壁紙を貼ってみました。まあこれもいかがなものかとは思いますが、元よりはマシ?
乱張りというよりジラフ柄に見えますな(笑)
下に取り付けたアングルごと埋めてしまえば、そんなにグラグラにはならないんじゃないかという目算です。
アングルの取付はこちらの立水栓固定用の部品を使いました。↓
水栓取付時のシールテープを巻くのがなかなか上手くいかなくて8回やり直し(ーー;;;
仮置きで確認です
なんと、壁の下地部分のコンクリートが水栓のすぐそばまであって、壁際に設置するのは無理そうなことが分かりました。とほほ。
いよいよ設置工事=リアル水道管ゲームです(笑)
ここからは一気に切断&接続作業なのですが、工作に不慣れであまりに余裕がなく、作業中の写真を撮れませんでした(礼)
まずは立水栓を仮置きして、水道管のパイプを必要な長さに切っていきます。
塩ビ・アクリル用のこぎりを用意していたのですが、これがめっちゃ使える!
なんか不思議な切れ味で、パイプがするすると切れてしまいます。買っといて良かった。
塩ビパイプと継ぎ手の接着はHI用接着剤というのを使いますが、これが案外乾きが早い。
もたもたしているとすぐに動かなくなるので手早い作業が求められます。焦るなー。
この辺もやってみないと実感としてわかりにくいところです。
そして最後一箇所の接続を残した段階で、いよいよ水道の元栓を止めます。
元栓のレバーには印をつけておいて、何回回して閉じたか覚えておきます。
じゃないと、復帰時に元栓を開けすぎたら困るしね。
で、いよいよ既存の蛇口の部分を切断です。
水道管、切ってしまったら後には戻れないので緊張感が漂います。なんせ初めてですからね(ーー;;;
ダメ元でネジって外そうとしてみたけど、やはりびくとも動きません(当たり前)。
で、意を決して切断。ありゃ、垂直に切れずに曲がっちゃったよ…
気を取り直して、もう一度慎重に、真直ぐに切り直します。スペースないから難しいのよ(笑)
しばし管の中に残った水が出てくるのを待って、いよいよ接続。失敗は許されません。
水道管って、接続部分の噛み込む量がアバウトだから長さ調節が現場合わせになってしまのです。なんとか過不足なく収まってくれました。
立水栓から起ち上がる部分の管径(16)と本管の径(20)が異なるのをどう解消するのか、で随分悩みましたが、結局異径の継ぎ手で解消することにしました。(右側中央)
30分ほど乾くのを待って、元栓を開きます。無事開通(祝!)。
漏れもないようです。良かった〜♪
土を埋め戻して、レンガブロックで区切り、ピンク色の砂利を引いて遂に完成です!!!
素人工事なのでモルタルで埋めてしまうと後が大変だし、このアングルで支える方法でも十分安定しているので良かったです。教えてくれたサイトの人、ありがとう!
立水栓完成の図
事前調査から可能性を求めて、マンションの扱いやら水道管の工作やら、わからない事だらけで大変でしたが、遂に完成です!素直に嬉しい!あとは水漏れがないことを祈るだけです。(ー人ー)
土の中に埋まってしまう部分がけっこうあるので、思ったよりも低くなってしまいました。120cmでも良かったなー。でも散水栓よりははるかに使いやすくなりました。
排水設備がないので、レンガブロックで一見大丈夫そうに見えはしますが、この場所では手を洗うくらいしかできません。
植替え時の汚れた鉢を洗う作業などはベランダでやることになりますが、片手ホースで洗う作業はなかなか大変。いつかはガーデンシンクが欲しいものです。
水栓側にカクダイ メタルネジ口金 567-011 を付け、ホース側にG310メタルコネクターを接続してワンタッチでホースの付け外しができるようになりました。
※ちなみにマンションの専有庭は専有使用ではあってもいちおう共有部分となるので、工事の届けを提出して理事会の許可を得ています。
よりスタイリッシュな立水栓をお求めの方に
いつかはこんなカッチョイイ水栓にしたいなー。