アンサンブル・フロイント創立30周年記念 第11回演奏会 観て(?)きたよ♪

アンサンブル・フロイント創立30周年記念 第11回演奏会 観て(?)きたよ♪

2023年9月10日

守口文化センター(エナジーホール)は初めての場所でキョロキョロしながら15分ほど前に到着。
東隣の駐車場がチケット発券無しのパターンで初体験。ナンバーは覚えておかなきゃだね。

ホールは436席で中ホールくらいのサイズかな、思った以上にお客さんが入っていて驚く😅

上手側の最後列に着席、α7s(初代!!)をサイレントモード、ISO3200、背面モニターOFFファインダーのみ表示に設定して開演を待つ。

1つ置いて左隣の女性は自分の隣の席にずっと自分の荷物を置いたままだった。
プログラムとハンドバッグくらいなので、後からどなたかが来るのかな、思っていたけどそういう訳でもなく、後ろに立ち見の人がいても平気で、どういう神経なんだろうなーと思いつつ。
スコッチでは気持ち良さそうに寝てはりました(笑)


メンデルスゾーン / ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64

さて、プログラムを見るとメンコンからのスタートで驚きます。フィンガルから始まると思ってたよ。

メンコンはオケが何となく不安げな始まり。
流石の中川さんも少しは緊張するのかな?と思わなくもなかったけど、第1楽章の後半には完全に固さも取れて、バッハのシャコンヌを思い浮かばせるカデンツァが素晴らしい。

オケの方は随所に聞かれるカオスな響きに、やっぱり大フィルって凄いねんな、と認識を新たにはしたけれど(笑)、スポーツの練習みたいにシャカリキになって合わす練習してるわけじゃないんだから、こんなもんだよね、と暖かい目で見守る。(自分はもっと酷かったと思うし…)

中川さん、日頃立って合わすことが無いのかも知れないけど、ほとんど下半身を動かさないのがちょっと意外に感じた。ご師匠の馬渕先生の弾き姿はとても素敵なので、真似してくださいね(何様!?)。

〈ソロ・アンコール〉バッハ / 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ジーグ

アンコールはバッハの無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番からジーグ。
こちらはオケにペースを合わせる必要もなく、軽やかに自由に走り抜ける音楽でお見事でした。流石です。

メンデルスゾーン / 序曲「フィンガルの洞窟」作品26

フィンガルの洞窟、オケも緊張がほぐれてきたのか全体に元気になってきて、いい感じ。
後半クラリネットDuoの旋律がまことに美しい。

メンデルスゾーン / 交響曲第3番 イ短調 作品56 「スコットランド」

そしてスコッチ、いい曲ですね。オケも流石に良く練習したのか、メンコンと同じオケか?と言うくらい迷いのない充実した響き。第2楽章が好きなんだよねー。

安心して聴けるフルート、そしてクラリネットの音色が共に懐かし過ぎて、ちょっと泣きそうになった。Cla.のSさん、ほんま上手いよなあ。他にも懐かしいお顔がちらほら。お元気そうで何よりです。

指揮の人も良い意味でケレン味の無い、誰にも受け入れられるでしょうと言う音楽造りで、とても好感が持てた。

ホームページに掲載されている「今週のフロイント」を読んでいると、毎回の練習?と言うか音合わせでベートーヴェン、モーツァルト、ハイドンを始めいろんな大作曲家の音楽に気軽に触れて、毎回そのドキドキと感動を味わうことが出来る、そんな幸せなオケって、そうそう無いんじゃないかな。
腕に覚えのある人が要所要所にいて引っ張ってくれて、拙い人も拙いなりに一緒に楽しめるオケ。
玄人裸足のバリバリを求める人もいればそれなりに楽しむ人もいて許容しあうのがとても幸せな感じです。

アンサンブル・フロイントは、その自由な空気感を味わうのが最大の魅力なので、やっぱり参加してナンボ、のオケだなあと、改めて思いました。
そして、その自由な空気感が僕のいた頃と少しも変わっていないように思えたことにも安堵しました。(ここにあの人たちもいればなあ、という思いも正直ありはしたけれど…)


ホールを出ると、え、雨?
駐車場の精算システムに戸惑いながらも(写真のナンバー確認するだけですが)払い終える頃には大粒の雨が…
車に乗って相棒からのLINEを見ると「大阪府に警報出てるよ」のメッセージが。
「へー」とヒトゴトのように思いながらも駐車場から出る時には文字通り土砂降りの雨!!! 風も吹いて雷も鳴り響き台風かよ!いやいやベートーヴェンの田園!?(笑) 警報と呼ぶにふさわしい大雨ぶりに驚きながらの帰途となりました。
オケのみなさんは撤収まっただなかでめちゃくちゃ大変だったろうなとお察しいたします…。

駐車システムの説明看板
精算機

※駐車&精算システム、いっぱい読まなきゃいけないのは、いかがなものかと…